IT時代の到来で、各種パソコン機器が安くなり、家庭内LANが容易にできるようになりました。職場でLAN工事をしたおかげで、なんとかノウハウもわかったので、本社でも工事をしてみました。しかし、改築したときに、配線しとけば良かったとつくづく思いました。後からの工事は大変です。おまけに、昭和17年に建てられたため、屋根裏のホコリはすごいやら、ネズミは勝手に壁にバイパス工事をしているやら・・!

 

  MN128SOHOSL11からスタート

MN128SOHOSL11は、ISDNのダイアルアップルータです。HUBの機能があり、4ポート準備されています。ここに、ファイルサーバ、プリントサーバパソコン1号機や各部屋に向けていく本線ケーブルをつなぎました。

本線ケーブルは、天井裏に控えている、4ポートHUBに向かいます。ここで、3部屋に分かれます。そのうち1つはパソコンルームに行き、またまたHUBに向かいます。

 壁際

壁際は、色のよく似た三角のモールを使い、その中にケーブルを通した。色が合わない場合、スプレーで適当な色を着色すると良いでしょう。

  ドアを通り抜け

ルータの有る部屋から、脱出し、廊下に出るためには、写真のようにしました。天井を通していきたかったのですが、構造上無理なため、このような方法をとりました。木材だったので簡単に穴が開きましたが、アルミの場合は、右の写真のような場所だと簡単に空きます。ドアとの隙間が多少有るので、これでもケーブルがつぶされることはないでしょう。

 

  壁をはわす

Dモールを両面テープで貼り付け、さらに小さな釘を打って固定しました。両面テープだけだと、壁紙にうまくなじまないため、はがれそうな感じがします。コーナーはジャバラ状になったモールフレーキという物を使いました。曲がり、入角、出角の3役をこなし配線モールにジョイントすることができる物です。はめ込み式なので、取り付け・施工が簡単できれいにできます。

 

  天井裏にむけて

天井裏には、目立たない場所から穴を開けました。しかし、この穴が天井裏のどこに出るかが不安でした。だいたいの位置は検討が付きますが、不安でした。良く確認をして、穴は開けましょう。

ケーブルを通したあと、エアコンのダクトの穴をふさぐパテ等で、穴をふさいでおくと良いでしょう。

  天井裏でのケーブル固定

夏場での天井裏の作業はけっこう暑いものです。作業は涼しい季節にされることをお勧めします。

天井裏のケーブルは、たるまないように、写真のようにテレビの同軸ケーブルを固定するステープルで固定しました。これだと、ケーブルをつぶすことが無いので便利です。普通のステープルよりはちょっと高くはなります。