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蒟蒻芋からの手作りコンニャク作り


コンニャク作り

 コンニャク蒟蒻)は,サトイモ科の植物である。この芋は球茎である。これを原料として,おでんなどで食べているコンニャクが製造される。

 コンニャクを食用としている地域は日本,中国,ミャンマー,韓国の国々である。日本国内では,群馬県が圧倒的な生産量を持っている。広島県もそこそこ頑張っている。
 また,ルパン3世のお仲間の石川五ェ門斬鉄剣はビルをも切るが,唯一切れない物がこのコンニャクである。


材料(芋1Kgの分量)
蒟蒻芋・・・1Kg
炭酸ナトリウム(無水塩)・・・10g(芋の1%,製粉10%)
          (1水塩1.2倍,10水塩(洗濯ソーダ)だと約3倍)
芋を煮る鍋・・・1
芋のあく抜き用の鍋(少々大きめ)・・・1
芋を混ぜるボール(少々大きめ)・・・・1
炭酸ナトリウムを溶かすカップ・・・・・・1
手水用のボール・・・・・1
ミキサー・・・・・・・・・・・・1
カップ(200ml)・・・・・・・1
お湯(50℃程度)・・・・・3.2リッター程度
はかり,しゃもじ,ゴム手袋,竹串など

今回使用した蒟蒻芋は,3年物で重さ798gのものを使用した。

まず,表面に付いている泥等を洗い流します。表面が凸凹しているところには,土がこびり付いています。丁寧に洗う。

注意:サトイモなどでかゆくなる人は要注意。作業の全ての行程で,ビニール手袋等の使用をお勧め。


適当な大きさに切る。今回は8分割した。

芽の部分は取り除く。

芋を煮る。

竹串がス〜っと通る程度まで煮る。

できあがったら芋を取り出す。

この時の煮汁は,捨てなでて,ボールに取っておく。

ポイント!
この煮汁は,後に手水として使う。
練った芋が手に付かなくて,整形しやすい。
鍋が少し化学変化に負けるかも。たいしたことはないので,使っていたら元に戻ります。

皮をむぐ。芋の下からペロリとむげる。上の辺は気合いで!

熱いので,ゴム手袋が有った方がいいかも。

ミキサーにかけて粉砕する。

一度では無理なので,数回に分ける。

芋と一緒に,お湯3リッターを適当に分けて入れ,粉砕する。
(無理に3リッター使わなくてもいい。残ったのは,芋を粉砕した後にボールに入れる)

3リッターのお湯を全て入れたら,混ぜる。最初は熱いので,しゃもじ等を使いよく混ぜる。途中からは,手で混ぜると良いかも。

粘りが出てきたら,表面を平らにして,20分間放置。

この間に,お片付け。 そして,炭酸ナトリウムを200mlのぬるま湯に溶かし,たんさん溶液を作る。

はい,20分経過したら,炭酸ナトリウム溶液を寝かせた粉砕コンニャクに混ぜる。

手早く混ぜる。最初は,ボロボロ状態になるが,混ぜていると,ねっとりネババ状態になる。色も変わり,何となくコンニャク臭がしてくる。

かなりネバネバねっとり状態になったら,表面を平らにする。


注意:炭酸ナトリウム溶液が行き渡っていないと,その部分が白くなってい。固まらなくなる。

いよいよ整形して,あく抜き。ちょっと難しいかも。お湯を大鍋に沸かしておく。
注意:最初は60℃程度にしておく。最初からグツグツだと,内部がスポンジ状になることがある。

まず,芋を煮た時,取っておいた煮汁を手に付ける。

両手で円を描くようにすくい取る。おにぎりを握るようなことはしない。
クルクル回転させる感じ。
大きさは好きずきだが,均一のサイズのほうが,あく抜きの時にいい。
サイズはお玉ていどかな。

バットなどに入れて,時間をおいて,□に切る方法もある。
昔,お玉を使ってやったことも有るが,イマイチだった記憶も・・・。

整形した物を,お湯の中に入れる。徐々に温度を上げるが,沸騰させない方がいい。

時間は,20分程度を目安としよう。

注意:鍋が化学変化に負けて変色する。見た目だけなので,普通に使える。そのうち気にならなくなる。

できあがり。

消費期限は15日程度。
水の中に入れて保存して下さい。コンニャクはほとんどが水分なので,そうしておかないと,干からびてしまう。

食べる時は,再度,湯通しすると美味しく食べられる。

一押しの食べ方

手作りコンニャクは,酢味噌で食べるのが一番と言う人が多いが,私的には,温かいうちに,薄くスライスして,醤油でペロリ!これが最高だね。